鋭意作成中!しばらくお待ちくださいm(_ _)m(2020年10月13日現在)
本ページはツイッターで過去に情報提供した内容をまとめて作成する予定です。
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↓

A先生だと14%、B先生だと57.5%
さ、そんなわけで、慢性子宮内膜炎、現在、一般的には、「子宮内膜組織のCD138免疫染色」で診断する、という所まで来ました。
話しが通じない方は、第一章を復習しておいてください!実際にはこんな感じになります↓

慢性子宮内膜炎は、まあ、いろいろあるっぽいですが、「着床障害」と関連しているとされています。
では、着床障害の人のうち、何%が慢性子宮内膜炎を起こしているのでしょうか?
ちょっと調べてみましょう!
先ずはこちらの論文この先生(A先生と呼ぶことにします)によると・・・・

43人の着床障害患者さんのうち、6人が慢性子宮内膜炎だって。
つまり14%。
もうお一方、B先生とお呼びすることにしましょう。

106人の着床障害患者さんのうち、61人、つまり57.5%が慢性子宮内膜炎だって。
結構いるんだねぇ・・・・。
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はいっ、では、超久々にブログにまとめます(;・∀・)
(久々過ぎて書き方忘れた!)
直近、twitterで展開してきた「慢性子宮内膜炎勉強会」のまとめです。
では、お付き合いください。m(_ _)m
慢性子宮内膜炎とは何か?
「今のところ『定義』は無い」
が答えになるかと思います。
あえて言うと
「病理学的に、子宮内膜間質に形質細胞が"いっぱい"みられる状態」
ということになるかと思います。
ではまず、この単語が理解できるようにお勉強しましょう!
「子宮内膜間質」とは・・・
次のような「子宮内膜」の絵を見ることがあるかと思います。

下の図の赤い矢印の部分(絵でいうと薄いピンク色の部分)が「間質」です。

なので、「慢性子宮内膜炎」は、このうすピンクのところに「形質細胞」という細胞が「いっぱい」いる状態のこと、ということになります。

で、これを病理検査に出して顕微鏡で見るわけですが、プレパラートに乗ってくるのは上の図のような感じで「断面」になるわけです。
(因みに「病理検査」は「断面図」なので、そこから立体をイメージするので非常に面白い。中学校位の数学でやったヤツの応用みたいな感じw.)
そうすると断面図はこんな感じになるわけです。

(図は、いわもと画伯作画なので、あまり追求しないようにwww)
で、リアルはこんな感じ。

ドーナツみたいなところが「腺」と呼ばれるところ。
で、その周りが「間質」ということです。
まず、ここまで理解していただくと、この先話が通じやすくなります。
「形質細胞とは」・・・
・急性炎症末期から慢性炎症の病巣に出現する炎症細胞の1つ。
・B細胞が分化した細胞。分泌型免疫グロブリンの合成と分泌に特化 。
(Wikipediaより)
「慢性炎症」、出てきましたね。
この子がいることが、慢性炎症の象徴にように書かれていますね。
この「形質細胞」というのは、医師免許持っている人は絶対知っている、医学生に大人気の「ラッキー細胞」でございます。(流石に僕でも覚えてるwww)
姿が凄い特徴的なので、試験に出てくると「儲けもの」。
(「庭に青い車」が語呂合わせだったwww)
図はいわもと画伯w
・核が「車軸状」
・核がはじっこにいて、そのすぐまわりの細胞質が明るく抜けてみえる(これが庭)
・細胞質が青い
のが特徴だったと記憶しています(間違ってたらゴメンナサイwww)。
というわけで、医師国家試験でも「ヤマ」ともいうべき大人気な細胞でございます。
慢性子宮内膜炎の診断法の実際
「慢性子宮内膜炎」とは「今のところ『定義』は無い」ものの
「病理学的に、子宮内膜間質に形質細胞が"いっぱい"みられる状態」
ということでした。
「間質」に、個性的な姿をした「形質細胞」がみられる状態だそうです。
じゃあ、探そうぜ!
↓↓↓↓↓

形質細胞、見つかりました?

(↑ライセンス、OKらしいw)
そうなんですよねぇ。無理っすよねぇ。
スーパー病理医ならいさ知らず、見つかんないんですよね。
じゃあ、これならどうですか?
間質にいる形質細胞に茶色のマーク付けときました。

おお、これなら素人でもわかるじゃないっすか!
で、これが、現在、一般的に用いられている
「CD138免疫染色」
というやつなのです。
ウォーリー探さなくても良くなるんですね。
よく考えられた方法だwww。
ということで、現在、慢性子宮内膜炎を論じるには、
「組織を採取し、その検体で「CD138免疫染色」という病理標本を作り、診断に持ちいる」
というのが一般的に用いられているわけです。
(続く)
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ゆっくり動画を作成する中年医者も、まあ、そうは居ないでしょ?
出生数が90万人を切る中、もうね、僕ができるのは「啓蒙活動」位ですから。
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