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お前、「黄体機能不全」っていいたいだけちゃうんか?と。~2015年版(3)

Endometrial biopsy黄体機能不全の診断の「ゴールデンスタンダード」は子宮内膜熟化の異常であろうと考えられてきた。すなわち、卵巣からの(黄体)ホルモン分泌不全で子宮内膜の熟化が遅れるか、子宮内膜の反応性により熟化が遅れ、着床障害になるのであろうと考えられてきた。この診断には子宮内膜日付診が用いられてきた。しかしながら、子宮内膜日付診はどうやら正常に着床する妊孕性のある女性と不妊女性を区別できる手段とは...

お前、「黄体機能不全」っていいたいだけちゃうんか?と。~2015年版(2)

ということで、みなさん大好き「基礎体温」はよろしいかと思います。で、今日の内容はこれまたみなさん大好き「プロゲステロン値」です。Progesterone Levels他に黄体機能不全を診断するのに広く使われる方法に血中プロゲステロン値がある。LHがパルス状に分泌されることを反映して、プロゲステロンもパルス状に分泌され、その血中濃度は90分間で8倍も上下する。妊娠成立しなければ、プロゲステロンは排卵後6-8日目に最大になる。...

お前、「黄体機能不全」っていいたいだけちゃうんか?と。~2015年版(1)

「黄体機能不全」という病態は間違いなく存在するわけですが、その「黄体機能不全」という病態を、基礎体温やら黄体期に1回プロゲステロンを採血して10以下だったからと言って、月経周期が順調なのにも関わらず(不順なら話は別ですよ)介入するのは絶対におかしいと訴え続けている「いわもと」です。ちなみに、過去の訴えはこちら。黄体機能不全お前、「黄体機能不全」っていいたいだけちゃうんか?と。で、Fertility and Sterili...

黄体補充を頭を使って考察しよう!(4)

以前、fertility and sterilityに掲載される論文で、「黄体補充はhMG-AIHには有効だが、クロミフェン-AIHでは無効である」という結果が掲載され、その理由について解説しました。えっと黄体補充を頭を使って考察しよう!(1)~(3)で、これとほぼ同じ内容の論文が、これとは別にありましたのでご紹介しておきたいと思います。「J Assist Reprod Genet」誌で、こちら。Efficacy of luteal phase support with vaginal progesterone in...

黄体補充を頭を使って考察しよう!(3)

続き。今までの流れを復習しておくと、今年のfertility and sterility誌に載る論文によると、メタ・アナリシスの結果「hMG-AIH」では黄体補充をしたほうが良くって、「CC-AIH」では黄体補充を行っても妊娠率は上昇しない。GnRHニューロンがきちんとパルス状にGnRHを分泌できていないと黄体機能不全になる。(これは黄体期にワンポイントでE2/Pを採血しても正確に診断することは不可能である。)ということでした。ということで、「...

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ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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