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リコンビナントhCG(オビドレル)の考察(4)

更には、トリガーを「リコンビナントhCG 250μg」にしたら「出産率が増えた!」という報告まで存在しています。Higher birth rate after recombinant hCG triggering compared with urinary-derived hCG in single-blastocyst IVF antagonist cycles: a randomized controlled trial.です。以下論旨。●ロング法で排卵誘発した119組●以下、トリガーが「リコンビナントhCG 250μg」 v.s. 「尿由来hCG 10000単位」妊娠反応陽性:47.5% v...

リコンビナントhCG(オビドレル)の考察(3)

そんなわけで、リコンビナントhCG 250μg皮下注は尿由来hCG 10,000単位筋注と、採卵に際してのトリガーとしてほぼ同等の効果と考えられるようです(「非劣勢」)。では、もう少し欲を出して、「利点」、つまり、「リコンビナントhCG 250μg皮下注の方がイイ!」というレベルまでは行けないでしょうか?(何せリコンビナントの方がお高いですから)そんな目で調べてみると、「リコンビナントhCGの方が成績がいいよ!」という論文もチ...

リコンビナントhCG(オビドレル)の考察(2)

そんなわけで、従来の尿由来hCG 10,000単位筋注→リコンビナントhCG 250μg皮下注に変更して大丈夫なの?つまり・従来の尿由来製剤10,000単位とリコンビナントの250μgってどうなのよ?・筋注を皮下注にしちゃって大丈夫なの?についての検討から。Recombinant human chorionic gonadotropin (rhCG) in assisted reproductive technology: results of a clinical trial comparing two doses of rhCG (Ovidrel) to urinary hCG (Profas...

リコンビナントhCG(オビドレル)の考察(1)

体外受精のスケジュールでは、多かれ少なかれ排卵誘発を行うわけです。で、卵胞発育がいいころになると、最終段階として「トリガー」という処置をします。多くはhCGという注射を用います。このhCG、従来のものは「尿由来製剤」と呼ばれ、妊娠している方の尿を精製して作られています。これに対し、「リコンビナント製剤」と言って、遺伝子組み換え技術によって作られたhCGが登場してきました。日本ではようやく認可されたのですが...

排卵誘発としてのレトロゾール(フェマーラ)のエビデンス(9)

今日(2015年4月)現在、アロマターゼ阻害剤は排卵誘発剤としての効能は認可されておりません。即ち、アロマターゼ阻害剤を排卵誘発目的に使用することは、完全に適応外使用です。仮に実臨床上、排卵誘発剤として使用する医療機関があったとしたら、それは処方する医療機関(医師)の責任の上で、患者様との十分なインフォームドコンセントが形成され、両者合意の上で処方されている筈です。よって当然ですが、本ブログはアロマタ...

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ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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