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「精索静脈瘤+非閉塞性無精子症」で、精索静脈瘤を手術したら・・・(2)

そんなわけで、「精索静脈瘤+非閉塞性無精子症」で、精索静脈瘤を手術したら、その後結構射出精液中に精子が出てくるようになって、TESEせずに行けるようになるのでは?というのが昨日の論文でした。で、今日は「精索静脈瘤+非閉塞性無精子症」ですが、精索静脈瘤を手術してからTESE v.s. 精索静脈瘤は手を付けずTESEでどうか?という論文です。リンクはSperm retrieval and intracytoplasmic sperm injection in men with nonob...

「精索静脈瘤+非閉塞性無精子症」で、精索静脈瘤を手術したら・・・

無精子症→無条件で即TESEの流れが出来上がっているかのような感が無きにしも非ずです。まあ、ART真っ盛りのご時世、それでいいのかもしれませんが、アンドロロジスト(男性不妊屋)の多くは、いろいろ頑張っているわけです。例えば、非閉塞性無精子症(NOA)の方に対して、TESEはTESEでも、即TESEではなく、「何かやってからTESE」とかね。その方が、いろんな意味で成績が良い、とする報告が沢山あります。例えば今回取り上げてみ...

精索静脈瘤への向き合い方(6)

神代植物公園に『福寿草』を見に行ってまいりました。ちょっと気が早すぎたか、まだ咲き始めと言った感じでした。では、精索静脈瘤の続きで、一旦締めにしたいと思います。「精索静脈瘤の手術により、その後の妊娠に結び付くのかどうか?」についての考え方を『精索静脈瘤への向き合い方(2)』で解説いたしました。「触知可能かつ精液検査異常」で、現状"may"レベルと考えられている、という話でした。では、「その後の妊娠」ではな...

精索静脈瘤への向き合い方(5)

では、今日は「顕微鏡下低位結紮術」の実際がどんな感じか?についてです。ちょろっとグロ注意かも知れませんので、弱い方はクリックしないでください。Microsurgical varicocelectomy: a review.に飛んでいただくと、左下の方に図が3枚出ていると思います。マウス乗せると拡大します。一番左が切開する場所ですね。で、真ん中が術中写真です。図の12時→8時方向に白いものが通してありますよね。これは、精索の下に通してあります...

精索静脈瘤への向き合い方(4)

そんなわけで、手術による「利益」が科学的に確立しているのか?と言うと、「術後妊娠率」という意味ではちょっと弱いのは事実だと思われますので(後で御紹介したいと思うのですが、「精液検査所見の改善」という意味ではかなりいい線行っていると思います)、手術としては、なるべくダメージが少なく、副作用が少なく、となるわけです。精索静脈瘤の手術は、基本的に何らかの方法で静脈の流れを止める、という発想で行われます。...

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プロフィール

ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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