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子宮頸がん検診リコメンデーション(11)~武蔵野市子宮がん検診について

【武蔵野市にお住いの読者さまへ】ご訪問ありがとうございます。さて、5月1日から武蔵野市の子宮がん検診が始まります。当院も「武蔵野市子宮がん検診委託医療機関」です。その準備として、昨日の日曜日、武蔵野産婦人科医会の会議が開かれ、参加してまいりました。で、ご担当下さった偉い方々のご尽力により、今年からいよいよ、武蔵野市の子宮がん検診も(ようやく?)液状細胞診になります。で、なんと、結果が「ASC-US」だっ...

子宮頸がん検診リコメンデーション(10)

で、やっとこのページの本題にたどり着きました。「円錐切除術によるその後の妊孕性の問題について」です。【円錐切除術後の妊孕性の問題】円錐切除術は、CINを切除するわけですが、当然子宮頸部健常部分も少なからず切除されるわけです。で、「術後の妊孕性」という意味では、頸管因子が懸念されるわけです。(1)まずは手術そのものに併発する可能性として「子宮頸管狭窄→子宮瘤血腫」があります。円錐切除後の子宮口が狭くなった...

子宮頸がん検診リコメンデーション(9)

で、ようやく触れたい話の内容が出てきます。「円錐切除」の話です。「どこからどこまで」の話が非常に微妙なのですが、大体CIN3辺りが検出された場合、「子宮頸部円錐切除術」という処置が行われることがあります。子宮の「出口」を円錐状に切除してくるのですね。この円錐切除術は、基本的には「検査」です。子宮の出口のCINができる部分全体を取ってきて、全方向で一番進行していた部分はどの病態だったのか?+切り取った部分...

子宮頸がん検診リコメンデーション(8)

続き。HPV-DNA検査はそんなわけで2通りあるわけです。各々、何のシーンで使うのか?知恵を絞って使い分けるわけです。【HPV-DNA一括検査】「何番かはわからないけど、とにかくハイリスクHPVがいる(陽性) or いない(陰性)」という検査でした。使うシーンとしては次の3通りが考えられます。(1)ASC-USトリアージ(保険収載あり)細胞診でASC-US(つまりLISL疑い)だった場合、この時点ではあくまでまだ「疑い」なわけです。この時...

子宮頸がん検診リコメンデーション(7)

で、細胞診のお話はいったん終了して、今度はHPV-DNAを検出する検査の話。HPVのいる/いないを調べる検査なのですが、今まで述べて来たとおり「HPVがいる/いない」の区別そのものができることがポイントになるわけでは無いのですね。HPVがいたとして、それが癌化に繋がりそうなのか?=持続感染なのか/一過性感染なのかの見極めが重要なわけです。なので、「20歳代の全員に対する無条件ハイリスクHPVスクリーニングは推奨されていな...

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ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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