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男性の診療はかくあるべし!(1)

僕が不妊治療のトレーニングを受けたクリニックの院長(僕のbossに当たるわけです)の理念は以下の如くでした。「夫婦を一単位として、女性・男性不妊の両方を一人の医師が診察・治療する。」「産婦人科医でも、最低限基礎的な男性診療はできなければ見落としが起こりうる。その結果、患者様が不幸になる可能性がある。」「女医だから男性患者は診ない」とか、そんな甘ったるくはなかったです。事実、当時同僚だった女医さんは、決...

禁欲期間がICSIの成績に与える影響

さて、毎度、説明会でもお話ししている通り、男子たるもの「自分の出した精子のDNAはビシッと繋がっているか?」を常にイメージしながら妊活に挑む必要があるわけです。生理食塩水にも劣るようなクサいだけのモノを出しているようでは、奥様への裏切り行為なわけです。今日ご紹介してみたいのがこちら。Revisiting the impact of ejaculatory abstinence on semen quality and intracytoplasmic sperm injection outcomes.「禁欲期...

精子の『質』がどうにも悪い場合・・・勇気がいるけど・・・

胚質が悪く、どうにもARTが反復不成功になる方がいらっしゃいます。その際、どう考えてもご主人様側の精子が厳しい場合があります。精子はある程度出ている。射出精子でICSI可能な位の数はいる。でもその後の胚の質がどうにもこうにも。「これ、絶対精子側だよなぁ。」その際、究極の選択肢として精巣内精子の使用が頭をよぎるわけです。でもこのパターン、本当にTESEをするには結構勇気がいる。射出精液に精子が出てきているのに...

男性不妊に対するアロマターゼ阻害剤(6)

【目次】男性不妊に対するアロマターゼ阻害剤(1)男性不妊に対するアロマターゼ阻害剤(2)男性不妊に対するアロマターゼ阻害剤(3)男性不妊に対するアロマターゼ阻害剤(4)男性不妊に対するアロマターゼ阻害剤(5)ちょいと久々にアロマターゼ阻害剤の男性不妊治療への状況をupdateしておこうかしら。Current medical management of endocrine-related male infertility.は、2016年のreviewですね。以下論旨箇条書き。アロマターゼ阻害剤...

肥満と男性不妊(7)

過去に、「肥満と男性不妊」と題し、「メタボの合併症」の初発症状が「男性不妊」である方もいらっしゃるわけで、その段階でその方が意識を変えたら、その方の「生命予後」を変えられる可能性があるのだ、と論じたことがあります。えっと、肥満と男性不妊(1)肥満と男性不妊(2)肥満と男性不妊(3)肥満と男性不妊(4)肥満と男性不妊(5)肥満と男性不妊(6)です。この内容に関連して、見事にその傾向を示したデーターがあったのでお示しし...

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プロフィール

ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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