Entries

帝王切開瘢痕症候群による続発性不妊症(3)

帝王切開後陥凹性瘢痕を認める不妊症患者の体外受精成績木下ら、日本受精着床学会誌 32(1): 93-97, 2015<検討1>帝王切開後、子宮創部の陥凹性瘢痕また粘液貯留を認める29人を対象に検討。胚移植は133回、うち、臨床的妊娠は29回(21.8%)29人中20人(68.9%)が臨床的妊娠に至った。一概に粘液貯留と言っても、数周期観察していると周期ごとに貯留パターンが変化することがわかった。その貯留パターンを、(a)瘢痕部に限局、(b)瘢...

帝王切開瘢痕症候群による続発性不妊症(2)

不妊治療の現場では、通常、いわゆる「二人目不妊」を主訴においでになられるわけです。で、お話しを伺うと、上のお子様を帝王切開で分娩なさってらっしゃる。多くの場合、上のお子様の時は別に「不妊」の自覚は無いわけです。「すぐにできた」というパターン。こうした経緯を聞くと、不妊屋としてはプンプン匂ってくるわけです。フラグが立ってくるわけです。排卵直前に拝見するのがベストです。まず、子宮に特徴的な傷が存在しま...

帝王切開瘢痕症候群による続発性不妊症(1)

「いつから人類は腹から出産するように進化したんだい?」昔、周産期を専門とする先輩が皮肉たっぷりに言った言葉です。僕が研修医だったころは、今に比べると遥かに「なるべく経腟分娩で」という考え方が強かったのです。一方、現在の産科医療現場では帝王切開率が上昇している、と言われております。確かに、僕が研修医だったころは普通に経腟分娩をしていた状態が、今では当然のように簡単に帝王切開が行われているのも事実だと...

Appendix

プロフィール

ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

カウンター