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ダイエット記録 4か月経過

【今までのあらすじ】2013年6月1日、久々に体重計に乗ったところ、76.8kgという数字を叩き出し、あまりの自己管理のできてなさに愕然とし、6月2日より緊急ダイエットを始めております。 2013年6月1日 2013年9月29日ということで、4カ月が経ちました。昨日(9/29)計測したところ、66.5kgでした。BMI=23.01-10.3kg/4ヵ月→13.4%の減少となりました。目標(BMI=22)まで、あと、-3.0kg!ようやく10kgの減量に到達しました。流石に大...

健康行動への介入に関する心理学的理論(1)

昨日、「『痩せ』の対応(介入)は難しいのです。」というお話をしました。他にも同じような話はいくつもあるわけです。・禁煙したほうがいい・体重コントロールしたほうがいい・食生活を改善したほうがいいetc etc保健医療的に、いわゆる「健康的な生活習慣」を行ったほうがいい、というのはわかる。「わかっちゃいるけどやめられない」というわけですな。で、僕らの立場でも「何でこの人禁煙してくれないんだろう?」「何でこの...

無月経、やります!(11)

さて続きです。今日は『痩せ』と月経不順の話。脂肪細胞は確かに「脂肪の貯蔵庫」としての役割があるのですが、様々な生理活性物質を分泌する「内分泌器官」であることがわかってきています。脂肪組織が分泌する生理活性物質は総称して「アディポサイトカイン」と呼ばれ、レプチン、TNF-α、PAI-1、アディポネクチン(アディポネクチンは脂肪↑すると分泌↓する)などがあります。そのうち今回の話に直結するのは「レプチン」です。ヒ...

無月経、やります!(10)

本当に難しい話ばかりで御免なさい。でもここまで食いついてきていただいていると、以下のことがご理解いただけていると思います。女性にはそもそも、月経が順調になる為のシステムが備わっているはずである。本来月経が順調になるためのシステムが『何か』を察知して、反応性に月経を不順にしたり無月経にしたりしている。で、それは、何らかの『生体防御システム』が正常に働いた結果である。というわけです。つまり、月経不順と...

無月経、やります!(9)

こんなっしー(←すぐ感化される)さて、今日は、予告通り「月経中のホルモン採血(基礎値)は、なぜFSH>LHなのか?」に迫ってみたいと思います。参照する論文はこちら。GnRH pulsatility, the pituitary response and reproductive dysfunction.です。まず、そもそもの話。脳下垂体からゴナドトロピン(FSH/LH)を出させるのは、視床下部のGnRHニューロンの仕事でしたね。GnRHニューロンが、GnRHという物質を使って、下垂体に命令...

無月経、やります!(8)←プロラクチンの話の続き!

そんなわけで、話を続けたいのですが、もうプロラクチンのみの話ではなく、月経不順全般についての話になっているので、ブログのカテゴリを「プロラクチン」から「月経不順」に移動します。急にこのページに飛んできて、話が通じない方は、以下順にお読みいただき、「キスペプチン」及び「キスペプチンニューロン」というのが何なのかを理解してきてください。プロラクチン道、始めます!(11)プロラクチン道、始めます!(12)プロラ...

働かざる者・・・

「自分の食う分くらいは自分で刈る」という脅し文句(?)のため、昨日義実家の稲刈りに駆り出されました。やること自体は肉体労働なので、最中いろんなことを考える。人類の歴史は農耕の歴史である。これがゆえに石器、青銅器、鉄器と発展し、権力者が生まれ・・・などと頭の中で江戸時代位までの歴史を復習した。また、日常生活も、よくよく考えてみると、農業と関連することが実に多い。神様もお祭りも風習も・・・。田舎の血縁関...

プロラクチン道、始めます!(13)

で、現在どのように考えられているのか?というと、こんな感じです。絵を借りてきました。クリックすると拡大されるかと思います。(出典はSimonneauxら、Front Neurosci 2013)青いのが視床下部にあるGnRHニューロンです。僕が「メトロノーム」と比喩している月経周期を作っている細胞ですね。で、その下の黄色?オレンジ?の細胞が、下垂体のFSH/LHを分泌する細胞です。で、その下のピンクの「Gonads」と書かれているのが性腺、...

プロラクチン道、始めます!(12)

で、ご紹介する論文がこちら。Hyperprolactinemia-induced ovarian acyclicity is reversed by kisspeptin administration.です。内容は?というと、プロラクチン自体が(視床下部からの)Gn-RHの分泌を抑制し、ゴナドトロピン(管理人注:FSH/LHのこと)の分泌不全になるのだが、このメカニズムが未だによくわかっていない。(プロラクチンが直接GnRHニューロンに作用しているかというと)GnRHニューロンはプロラクチンレセプター...

プロラクチン道、始めます!(11)

久々に「プロラクチン」の話。今までの話のまとめとして、僕は個人的には「月経周期が順調なのに、採血するとプロラクチン値が高い場合、それだけでプロラクチン値を下げてしまうのはおかしいと思っている。逆に妊娠率を下げている可能性もあるのではないか?」と思っている、という内容の話を延々としてきました。(今までの話の内容は、本ブログの左側の「カテゴリ」より「プロラクチン」を選んで下さい。)「採血してプロラクチ...

「葉酸」は「トクホ」にはならないのか?

「妊活サプリ」として有名(?)な葉酸についてです。いわゆる「サプリメント」としてお飲みになっていらっしゃる方も多いかと思います。「(児の)神経管閉鎖障害の発症リスク低減」として、ある程度科学的に市民権を得ていると考えていいと思いますが、日本の行政としては「情報提供を行うこと」といったレベルで、思ったほど鼻息が荒くは無いことを、本編「妊活外来へようこそ」でも御紹介いたしました。気になるサプリメント~...

ポリープが先か?不妊が先か?(4)

今日は、「内膜ポリープは取ったほうがよい」と結論付けられるきっかけとなった論文をご紹介しようかと思います。2005年のHuman Reproductionに載っているこちらで、まず大概の「不妊+内膜ポリープ」の論文で参照論文になっている超有名論文です。これが、結構面白い流れの論文で、僕もこういうの大好きです。Endometrial polyps and their implication in the pregnancy rates of patients undergoing intrauterine insemination...

ポリープが先か?不妊が先か?(3)

さて、最後、「治療」の項目行きます。(このガイドライン自体はあくまで「子宮内膜ポリープ」の治療という観点で書いてありますので、必ずしも「不妊」を対象としているわけではない点ご注意下さい。)特に小さいポリープで無症状なら、保存的に経過観察するという選択肢もありうる。今のところ、薬物療法を推奨できるデーターはない。子宮鏡下ポリープ切除術が第一選択である。子宮鏡下にポリープを切除するなら、その方法論での...

ポリープが先か?不妊が先か?(2)

続きです。内容的には「診断」という段落に続いているのですが、皆様には「診断手技」自体はあまり関係が薄いでしょうからポイントだけかいつまんで。経腟超音波の実施は、増殖期が最も診断精度が高い。ですかね。簡単に解説しておきますと、子宮内膜ポリープは、超音波では通常「白」く見えます(正確にはhyperechoicと言います)。ちなみに分泌期内膜(=卵巣の「黄体期」ですね)も、通常「白」く見えます。なので分泌期(黄体期...

三鷹キウイワイン

先日ご紹介させていただきましたが、三鷹市はキウイの栽培が盛んです。で、三鷹市内の酒屋さんには、時期になると「三鷹産キウイワイン」が並びます。こちらはそのスパークリングワイン。1000円と多少高級感のあるお値段ですが、結構本格的なワインの味です。そもそも僕はあまりワインを飲まないので、何とも素人っぽい表現で申し訳ありません。是非一度お試しあれ。ワインは「うんちく」を言ってくれる人が一緒にいるときに飲むぐ...

ポリープが先か?不妊が先か?(1)

「子宮内膜ポリープ」があると「妊娠しにくくなる」ので「取りましょう」よく使われている表現だと思います、し、結果あまり問題のない状況だと(多分)思うのですが、実は「子宮内膜ポリープ」、これまたそんなに単純なものではないかもしれません。ポリープがあると不妊になる理由として「着床障害の原因となる」とかよく説明されていると思います。まあイメージしやすいですわな。他にも「精子の輸送障害」とか「炎症/出血」と...

「気持ち」

先日、職場のカンファレンスでカルチ屋(婦人科腫瘍専門)のDrが「気持ち」を伝えたい、という意図なのだろう、1984年に発刊された藤原敏郎先生の「子宮頸癌手術」という本の1ページ目をコピーして配って回っていた。そのページにはこんなことが書いてあった。「子宮癌の手術には妥協は許されない。この程度で良かろうという気持ちで手術をするのなら最初からこの手術に手を出さないでほしい。これでもかこれでもかという根気の持...

ここは中々ディープですぞ!

「ギリギリ23区内」の「西荻窪」ですが、この駅周辺がこれまた中々いい味を出しております。ご紹介するのは「やきとり戎(えびす)」。西荻の駅を降りて南口を出て、すぐに右折すると、写真のような、僕好みの居酒屋さんがあります。これが、安旨で、メニュー豊富、けむけむで、オッサンの溜まり場で最高でございます。写真は先日同僚と飲みに行った時の写真です。お近くにお住まいの方、ぜひ行ってみてください。(偶然、僕も飲ん...

卵管内人工授精は妊娠率を上げるのか?

英語の論文をチェックしていると、なかなかユニークな治療法が紹介されていることがある。その中でも時々目に付くのが、「Fallopian Tube Sperm Perfusion」というもので、日本語に訳すと「卵管内人工授精」となるらしい。しかしながら僕の固い頭で考えるに、どう解釈しても何かしら利点があるように思えず、いかにも胡散臭いのですが、ちゃんとコクラン(2009年)にも紹介されている代物である(IUI(←AIHのこと)に比べ妊娠率は...

無月経、やります!(7)

で、ラスト行きたいと思います。無月経の原因:⑥PCO高アンドロゲン血症を認める場合、もっとも頻度が高いのはPCO。その他腎機能低下、副腎過形成、クッシング症候群などでも起こりうる。PCOは破綻出血、稀発月経、無月経など様々な月経周期異常を呈する。北アメリカでは、その75%がobese PCOである。稀発月経になるのが76%、無月経を呈するのが24%。1990年のNIH/NICHHDのPCOの診断基準は、コンセンサスが得られてはいないが、(1)排...

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プロフィール

ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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