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卵胞内人工授精(3)

で、続き。
卵胞内人工授精(2)でご紹介しましたイタリアのグループから2012年に追加報告が出ました。
えっと、です。
その後、何が発展したかというと、通常のAIH(=子宮内人工授精)v.s.卵胞内人工授精というわけです。
  • 普通の人工授精20組26周期 v.s. 卵胞内人工授精18組21周期
  • 妊娠反応陽性率では、通常の人工授精11%(3/26)、卵胞内人工授精38%(8/21)
  • 臨床的妊娠率では、通常の人工授精11%(3/26)、卵胞内人工授精29%(6/21)
  • ということで、卵胞内人工授精の方が成績が良かった!
と書かれています。
で、この先生たちの考察としては、注入する精子数がやっぱりキーで、1卵胞当たりの注入精子数は268万~665万で、濃くてもダメ、薄くてもダメとのことです。
(えっと、卵胞内濃度は、ざっと67万/ml~166万/mlですね。)
で、強気の結論は、
条件さえきちんと整えれば、通常のAIHより卵胞内人工授精の方が優れた方法だ!
とのことです。

「何寝言ぬかしてやがる」
と片付けてしまうのは簡単ですが、いや止まれ!・・・・ありかもしれません。
だって、そもそも通常のAIH(子宮内人工授精)自体が、実はそもそも非常に胡散臭い手技であることは僕も散々述べたと思います。
そもそも人間は、普通に性交渉し、普通に膣内射精すれば、その精子は頸管粘液に取り込まれ、子宮内腔に入り、卵管内に侵入し、受精できるようになっているはずです。
できすはずのことを何でわざわざ子宮内に注入せねばならないのか?
どう考えても無駄です。
そんなわけで、そもそも通常の人工授精(=子宮内精子注入法)自身がこの上なく胡散臭い手技なわけです。
広く行われているだけにすぎないわけです。


そういった視点で考えると、満更コケにしたものではないのかもしれませんね。
天動説が常識という社会の中で地動説が唱えられている可能性は十分にあり得るわけです。
僕らが単に天動説を信じ切ってしまっているだけかもしれません。
よ~~~く頭を使って考えてみる必要があるかもしれませんね。
う~~~ん(考え中)。
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Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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