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女性性機能障害を考察してみる(3)

ではどのようにコントロールしていくのか?ですが、性機能障害は、男性/女性に限らず「カップルで/夫婦単位で」コントロールしていく必要があると僕は思っています。
で、カップルで/ご夫婦で、お互いの状況把握が必要なのですが、たとえ夫婦とはいえ、お互いの性機能の完全把握って非常に難しい。
女性性機能障害の場合、ご主人様にも状態を把握してもらう必要があるのですが、男性にはなおイメージが湧きにくいと思います。
かく言う僕も所詮は男ですので、女性の性機能/性機能障害が理解できるのか?と言われるとなかなかしんどいわけですし、かつ、性機能に関しては、本当に十人十色で、仮に男性性機能障害の方でも、僕が話を聞いても全容が全く掴めない、なんてこともしばしばです。
でも、それでは解決の道筋が見えてきません。
そこで、僕が考えている、僕流の女性性機能障害の把握法をお教えしたいと思います。

それは、病態研究が進んでいて、客観的に把握しやすく、かつ、事実男である僕が把握しやすい「男性性機能障害」と対比して考えると理解しやすい、と思っています。

どういうことか?というと、女性の性的興奮障害(つまり「濡れる」)という現象を、男性の勃起障害と対応させて考えると、状態を理解しやすくなると思っています(特にご主人様には)。

男性の場合、「勃起」が起こらないと、性交渉が成立しないわけですが、じゃあ、「勃起」は自然に起こるか?というと起きないわけです。
何が必要か?というと、「十分な性的刺激によって惹起される性的興奮」ですよね。
男性は何によって性的刺激を受けているでしょうか?
そうですね。五感全てですね。(場合によっては第六感も?)
視覚的嗅覚的聴覚的触覚的・そして時には味覚的(?)に(ま、味覚はどうかと思わなくもないですが。ある?)。

視覚的要素は重要ですよね。「エロいシーンを見る」。想像に難しくないわけです。
嗅覚も大事ですよね。すごく性的魅力を掻き立てる匂いってあるじゃないですか。逆に「萎える臭い」もあるわけです。
聴覚、要するに「音・声」ですね。いわゆる「喘ぎ声」ですか。
触覚が重要なのは言うまでもないことですね。「触る・舐める」するわけです。
味覚は・・・・?お任せします。
こんな感じで五感をフル稼働させて「性的刺激」を受け入れて「性的興奮」状態になり、勃起が成立するわけです。

これを女性の立場に変換すると何となく掴めてくるわけです。
性的興奮を得、「濡れる(露骨ですいません。いい言葉が無いんですよ。英語の教科書には「lubrucation」といういい単語が存在するんですが)」ためには、男性の

「五感全てで受ける性的刺激→性的興奮→勃起」
の流れと同じ過程が必要で、

「五感全てで受ける性的刺激→性的興奮→濡れる(lubrucation)」
Hypoactive Sexual Desire Disorder(性欲低下)の改善→Sexual Arousal Disorder(性的興奮/障害)の改善
というステップが重要なわけです。
で、例えば、勃起障害の場合、
「十分な性的刺激を受ける(そもそもの性欲向上)」+「PDE-5阻害剤を使用する(勃起障害の直接対応)」
の2段構えで行くがごとく、女性の場合も
「Hypoactive Sexual Desire Disorder(性欲低下)の改善」+Sexual Arousal Disorder(性的興奮障害)に対する直接的な治療(対応)」
の2段構えで行きます。

【続く】
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ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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