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クロミフェンの復習(2)

続き

【Mode of Action(作用機序)】
  • クロミフェンは、その構造がエストロゲンに似ているので、エストロゲン受容体に結合することが出来る。
  • しかしながら、クロミフェンはエストロゲン以上に長い時間エストロゲン受容体に結合しているので、生理的に機能するエストロゲン受容体数が減る。
  • この薬の有効性はこの作用が視床下部で起こることにある。
  • 視床下部のエストロゲン受容体が枯渇することにより正確なエストロゲン濃度の把握ができなくなる。
  • この結果、フィードバックシステムが作動し、視床下部からのGnRH分泌を刺激し、結果、下垂体からのゴナドトロピン分泌が増加し、最終的に排卵誘発効果が得られる。
  • 排卵している女性では、クロミフェン療法により、GnRHパルスの頻度(回数)が増加する。
  • PCOでは、そもそもGnRHパルス頻度は最初から異常に頻度増加しているので、クロミフェン療法により、それ以上パルス頻度が上昇するわけでは無く、パルスの強さが増す。
  • クロミフェン療法中はFSH/LHの濃度が上昇し、5日間内服終了後、徐々に低下する。
  • 治療が上手くいくと、いくつかの首席卵胞が現れる。
  • 一般的には、最後のクロミフェンを内服後、5-12日でLHサージが起こる。

とのことです。
ま、ここは特に目新しいことは無いですかね。
あんまりよくわからない方は復習しておいてくださいね。
この「エストロゲン感受性の低下」が、クロミフェンの薬ともなり毒ともなるのでした。
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ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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