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女性性機能障害を考察してみる(8)~続き

先日ご紹介した「女性性機能障害」ですが、解説上、つい先日まで使われていた「DSM-Ⅳ-TR」分類を使って解説しましたが、実際上は2013年にDSM-5分類にupdateされています。(僕の頭がまだupdateされていません(笑)、早急にしなければなりません)
また今度時間を見て、DSM-5分類に基づいた記述に変えたいのですが、それはとりあえずおいておいて、「DSM-Ⅳ-TR」→「DSM-5」にupdateされたときに、

The diagnosis of sexual aversion disorder has been removed due to rare use and lack of supporting research.
『性嫌悪(症)(←まだこだわっている)』という診断は、ほとんど使われず、サポートする研究もないので削除した。

という扱いを受けました。
そんな折、ついこの間、性機能分野の大家の超偉い先生と食事をする機会があったので、いろいろ聞いてみました。
僕が、「性嫌悪に"症"を付けるのに違和感がある」という話もしてみたところ、
「先生(←僕のこと)は不妊屋だから、先生の所に来るカップルは解決しちゃってるからですよ。僕の所なんて、そもそも離婚するしないだからね。」
とのこと。
まあ、そうでしょうね。
「で、僕もcoitus(性交渉のこと)出来るようになるのがベストと思いつつ、結局挙児希望が優先になっちゃって、どうしてもIVIやらIUIになっちゃうんですが、先生、なんかいい治療法ございます?」
「ない。」
・・・・・2文字で返されました。
「僕は逆に「DSM-Ⅳ-TR」→「DSM-5」のupdateで、sexual aversion(性嫌悪のこと)が削除っされちゃった方が問題だと思うんだよ。『少ない』というのがその理由とあったが、全然少なくないよね。論文が少ない、というのがその理由だ、ともあったから、論文書いてやろうかと思って!」
さすが大家の考えることは違います。
「先生(←僕のこと)も協力してよ。」
「え?何もできませんが、僕で良ければ・・・・。(←いつもの癖ですぐ安請け合いしてしまう。)」

といった感じでした。
他にもIVIについて、
「先生(←僕のこと)、IVI指導するとき、前戯するように言ってる?」
「はあ、言ってます。」(というか、僕はイクまでやるように言っているのですが・・・・。)
「偉い!僕も必要だと思う!腟内環境が変わるんじゃないかと思ってさ。」(管理人注:エビデンスがあるのかは知らないです。)
とのことでした。

その他にも面白い話、沢山仕入れて来たので、また追々小出しに紹介していきます。
あ、あと、HPの内容も「DSM-Ⅳ-TR」→「DSM-5」へのupdate、なるべく早急に。

しかしながら、食事しながらこういった内容の会話を平気でするので、周囲の人が聞き耳立てていたらびっくりするんだろうな。
(でも、核心部分は英語とか、専門用語なので大丈夫かな?)
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Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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