Entries

クロミフェンの復習(4)

続き

【Pretreatment Evaluation:治療前検査】
  • 排卵障害の診断が確定したら、原因検索が必要である。
  • 甲状腺機能、高プロラクチン血症などは、その原因疾患の治療の方が優先されるべきなので、クロミフェン投与前に検索を行う。
  • 多毛は先天性副腎皮質過形成を、男性化はアンドロゲン産生腫瘍の検索を行う必要がある。
  • POIの検索や、肥満のPCOの場合には耐糖能異常、あるいは糖尿病の検索も必要である。
  • 高度の男性因子、子宮因子、卵管因子がある場合には、クロミフェンはほとんど意味がない。
  • 骨盤内感染、手術既往、卵管留水腫など子宮-卵管因子の存在を疑わせる状態なら、子宮卵管造影を早々に行い卵管評価を行っておく必要があるが、そうでなければ、3-6周期の排卵誘発を先行させてからでもよい。
  • 但し、35歳以上なら、妊孕能低下を考慮し、不要な治療期間を浪費することのないように、早期の評価が望ましい。


とのことです。
月経不順/無月経の場合、その原因検索は当然必要で、その結果、クロミフェン使用の適応がある場合、他の(特に卵管造影)不妊因子の検索はどうする?という話です。
・35歳以上あるいは、34歳以下で怪しい場合は即行う。
・34歳以下で、怪しくない場合はしばらく排卵誘発のみで妊娠するか様子を見てみてよい。
といった内容でした。
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://dokumotti.blog.fc2.com/tb.php/153-6afe274b

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

カウンター