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クロミフェンの復習(6)

【Adjunctive Treatment Regimens:併用療法】
  • Climiphene Citrate and Metformin:クロミフェン+メトホルミン療法
    • (PCO患者無条件での)クロミフェン v.s. クロミフェン+メトホルミンでは有意差は出ていない。
    • 但し、対象を「クロミフェン抵抗性PCO」に限定すると排卵率/妊娠率が上昇する。
    • クロミフェン抵抗性、または、直近挙児希望が無い場合のobese PCOでは、同時に体重減少を目的とした運動療法を考慮すべきかも知れない。
  • Climiphene Citrate and Glucocorticoids:クロミフェン+ステロイド療法
    • クロミフェンにステロイドを加えて効果が出ることがある。
    • クロミフェン V.S. クロミフェン+ステロイドの報告では、クロミフェン単独群で、排卵率14/22で、8人妊娠、クロミフェン+ステロイド群で、排卵率23/23で、17人妊娠というデーターがある。
    • 特にDHEAS濃度が高値の場合、有効だったようだ。
    • DHEAS正常クロミフェン抵抗性の患者での検討でも、排卵率・妊娠率が上昇したとの報告がある。
  • Climiphene and Gonadotropins:クロミフェン+ゴナドトロピン療法
    • クロミフェン抵抗性の場合と原因不明不妊の場合、クロミフェン+ゴナドトロピン療法が有効な可能性がある。
    • ゴナドトロピン単独療法と同程度の(高い)効果が得られた、とする報告もある。
    • クロミフェン抵抗性無排卵女性の場合、単一卵胞発育を目指すべきである。なぜなら、IVF時の排卵誘発以外では無排卵女性に対しての過排卵誘発の適応はないからだ。
  • クロミフェン抵抗性患者には、このほかにも、アロマターゼ阻害剤・タモキシフェン・インスリン抵抗性改善剤・ゴナドトロピン療法・IVFがある。

ということで、主にクロミフェン抵抗性の場合の対応法が書かれていました。
IVFでないなら、とにかくできるだけ単一卵胞発育。これ重要です。
「正常に排卵しているけど不妊」の方と「排卵してないので不妊」の方は全く状況が異なります。
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ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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