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子宮頸がん検診リコメンデーション(6)

そんなわけでややこしいのですが、子宮頸がん(もっと細かく言うと扁平上皮系)とその前がん病変の分類は3方式が並立しているわけです。
で、この概念図を、今度はベセスダ・システムを主人公にして書くと、こんな感じになります。

NILM(上皮異常なし)
↓-------------------------------------------
LSIL(HPV感染~軽度異形成(CIN1))
  ↑HPV一過性感染濃厚
↓-------------------------------------------
HSIL(中等度・高度異形成~上皮内癌(CIN2/3))
  ↓HPV持続感染濃厚

SCC(微小浸潤癌以上)


で、ベセスダは細胞診(いわゆる子宮頸がん検診)結果の用語と記述方式を体系化したものですので、細胞診の結果がまさにこのアルファベットの略語通りに書かれてきます。

これに、さらにLSIL疑いをASC-USHSIL疑いをASC-Hと記載します。
なので、まとめると、

NILM(上皮異常なし)
↓-------------------------------------------
LSIL(LSIL疑い=ASC-US
  ↑HPV一過性感染濃厚
↓-------------------------------------------
HSIL(HSIL疑い=ASC-H
  ↓HPV持続感染濃厚

SCC(微小浸潤癌以上)


こんな感じです。
皆さんが子宮がん検診を受けられると、結果は現在では上の色のついたアルファベットで帰ってくるはずです(実はこれだけではないのですが)。
一見ややこしく感じるのですが、ちょっと理論を解釈すると、実によく整ったシステムなわけです。
「クラス○(←ローマ数字)」という表現は実際の臨床現場ではもう使われなくなっています、し、僕ももう使っていません。
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Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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