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子宮頸がん検診リコメンデーション(7)

で、細胞診のお話はいったん終了して、今度はHPV-DNAを検出する検査の話。

HPVのいる/いないを調べる検査なのですが、今まで述べて来たとおり「HPVがいる/いない」の区別そのものができることがポイントになるわけでは無いのですね。
HPVがいたとして、それが癌化に繋がりそうなのか?=持続感染なのか/一過性感染なのか
の見極めが重要
なわけです。

なので、「20歳代の全員に対する無条件ハイリスクHPVスクリーニングは推奨されていない」という点は、もう何度か出てきましたね。

で、「HPV-DNAを検出する検査」は結局「いる/いない」の検査です。
なので、検査結果の使い方が非常に重要なわけです。
単に「HPV-DNAが陽性」だけでパニックになる必要は必ずしもないわけです。

HPV-DNAの検査は今の所2通りあります。
以下に記載しますが、「何の目的で検査するのか?」を頭を使って考えて使い分ける必要があります

【HPV-DNA一括検査】
ハイリスクHPVのどれかに感染していれば陽性に出る検査です。つまり、「何番のHPVに感染しているのか?」はわかりません
「何かしらのハイリスクHPVがいる(陽性)/いない(陰性)」という形で帰ってきます。
ちなみに保険収載上は360点(=3600円)です。

【HPVタイピング検査】
13種類のハイリスクHPVの「何番に感染しているのか?」を調べるものです。
「陽性:16番+33番」みたいな感じで帰ってきます。
保険収載上は2000点(=20000円)です。


そんなわけでHPV-DNA検査と言っても、内容も違うし、何より料金のケタが違います。
即ち、頭を使って上手に使い分けないといけないわけです。
以下、どんなケースで使用されるのかを解説してみたいと思います。
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ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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