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子宮頸がん検診リコメンデーション(9)

で、ようやく触れたい話の内容が出てきます。「円錐切除」の話です。

「どこからどこまで」の話が非常に微妙なのですが、大体CIN3辺りが検出された場合、「子宮頸部円錐切除術」という処置が行われることがあります。
子宮の「出口」を円錐状に切除してくるのですね。
この円錐切除術は、基本的には「検査」です。
子宮の出口のCINができる部分全体を取ってきて、全方向で一番進行していた部分はどの病態だったのか?+切り取った部分に病変が全部収まっていたか?を顕微鏡で確認します。
そのうえで、一定条件が満たされれば、これを「治療」とみなすことも可能、という手技です。

「どこからどこまで」が議論があってなかなか難しいです。
大体CIN3前後が適応と考えられることが多いと思います。
かつ、円錐切除だけで終わらせていい病勢がどこまでか?も難しい所です。

ガイドライン的には、妊孕性温存を望むなら~CIN3(上皮内癌)で取り切れていれば(断端陰性といいます)円錐切除で可とされています。
また、ステージⅠも、一定の条件を満たせば可とすることもあります。
この辺は症例毎に十分インフォームドコンセントの上、方針が決定されていると思いますので、きっぱり線引きがなされているわけでは無いです。
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ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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