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NICEのガイドラインを時々ななめ読みしてみる(1)

【NICEのガイドライン】
イギリスのガイドラインです。
イギリスの医療事情は、良く知らないのですが、まあ、それなりに問題があったんでしょうね。
で、その状態を改革しようと、ブレア政権の時代に国立臨床評価機構(National Institute for Clinical Excellence:NICE)という組織が作られ、いろんな病態に対するガイドラインを作ったのですね。
で、これが、「医学的効果(エビデンス)」+「医療経済」の面から構成されているのですが、非常に高い評価を得ています。

で、このClinical Guideline(CG)156というのがFertilityに関する内容で、これがまた非常によくできています。
管理人も愛読いたしております。

ちなみにこちらから入手可能です。このページの真ん中あたりの「NICE Guideline (PDF)」というのが、ガイドラインの「推奨のみ」がまとめられています。これで63ページあります。

で、このガイドラインに記載されている内容の気になるところだけをピックアップして時々読んで行こうかと思います。
えっと、今日は13ページの1.2.1の所を読んでみましょう。

1.2.2 Chance of conception
1.2.1.1
もし、奥さんが40歳以下で、避妊をせず規則的な性交渉を持っていれば、1年以内に80%以上妊娠する。
最初の一年で妊娠しなかったカップルのうち半分は、次の一年で妊娠し、2年後の累積妊娠率は90%以上になる。
1.2.1.2
妊娠するためにAIHを行っている場合、奥様が40歳以下なら、6周期以内で50%以上が妊娠する。
最初の6周期で妊娠しなかったカップルのうち半分は、次の6周期で妊娠し、12周期での累積妊娠率は75%以上になる。
1.2.1.3
AIHで妊娠を目指している場合、凍結精子より新鮮精子の方が妊娠率が高い。
しかしながら、IUIは、例え凍結精子を使っていたとしても、ICIより妊娠率が高い。
1.2.1.4
妊孕能は、男女とも年齢とともに低下する。
1.2.1.5
性交渉による妊娠率はtable1(56ページにあります)を、AIHはtable2(56-57ページにあります)を参照のこと。


こんな感じで気が向いたらやっていきます。
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ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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