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次はPCOです!(1)

先日、生殖医学会から、メールが送られてきました。
「このたび会員サービスの一環として、日本生殖医学会、日本受精着床学会および日本アンドロロジー学会で共同運営をしております英文機関誌、Reproductive Medicine and Biology (RMB)の発刊お知らせメールを配信することになり、日本生殖医学会でメールアドレスをご登録頂いております会員の皆様にご案内申し上げます。」
だそうです。

で、その中に、医科歯科大の久保田教授が書かれたPCOのreviewがありましたので、これを読んでいこうかと思います。
えっと、リンクはで、リンク先の右上の「free」なんちゃら、というアイコンをクリックすると、その論文全文が参照可能です。
この中から本項では、「治療」に絞って、
New criteria of PCOS treatment in Japan
というところを読んでいこうかと思いますので、お付き合いください。

【挙児希望がある場合の治療】:(1)肥満の治療
この前の部分に書かれている内容で、PCOにはobese PCOlean(non-obese) PCO~つまり「太ったPCO」と「そうではないPCO」~があります。obese(太った) PCOは、欧米ではPCOの40~60%を占めますが、日本では26%と少ないです。という解説があります。
  • obese PCO(BMI 25以上)の患者は、減量と運動が最優先である。
  • Normanらは、obese PCOの場合、ライフスタイルを変えれば、インスリン感受性は増加され、排卵や妊孕性が改善することを報告している。
  • 減量のための食事と運動といったライフスタイルの変化を、obese PCOの管理の第一段階とすべきである。
  • 減量により、自然排卵が可能になったり、排卵誘発剤の減量が可能になる。

とのことです。
ということで、PCOは、BMIを見てobese PCOなのかnon-obese PCOなのかを見分けることが第一段階です。いきなりクロミフェンではないんです!
どれだけ体重を減らせばいいのか?ちゃんと書いてあります。
loss of at least 10% of body weight
10%以上だそうです。
人のことは言えない僕もダイエット中ですが、10%のダイエットは、もちろん楽ではないですが、やればできる数字だと思いますので、頑張りましょう(お互い)。

で、逆に、non-obese PCOなら、「weight loss, exercise」は通ってませんね。つまり、逆にnon-obese PCOなら減量は必須ではないわけです。
時々いらっしゃいますが、明らかにlean PCOの方が、「PCOと言われたので、私もダイエット頑張ってます!」というパターン。
それ以上痩せちゃうと別の意味で良くない気がしますが・・・、というケース。
PCOなら何でもかんでもダイエット、ではないわけでもあります。

以下、本論文中の図6がネット上にもアップされていましたので、リンク張っておきます。
今日お話しした内容は、このフローチャートの右上の方ですね。

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ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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