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Essureが日本に導入されたらいいなぁ(1)

卵管留水腫がある場合、体外受精の前に何らかの形で卵管を処理することが望ましく、現行、日本では、腹腔鏡下に卵管切除術か、卵管クリッピング(あるいは、何かしら卵管を閉塞させる)方法が用いられています。

この場合、最低「腹腔鏡操作」、すなわち手術が必要であり、患者様に負担がかかるのも事実です。
また、何らかの加減で「腹腔鏡手術が到底行えない」場合というのもあるのですが、現行日本ではお手上げです。

一方外国では、「Essure」という、子宮鏡下に卵管閉塞を起こさせる医療器具があります。
元々は卵管閉塞を惹起して「永久避妊」を起こすための器具なのですが、これを応用して、「卵管留水腫の卵管閉塞に用いる」ということが既に盛んに行われていて、fertility and sterilityなんかにはバンバン論文が載っています。
確か、最近、最初のreview articleが載るまで来ています(fertility and sterilityではなかったかも知れません。また調べておきます。)

ちなみに詳細は僕のHPでも紹介させていただきました。えっと、こちら。
で、たまたま「Essure」がらみの患者様を拝見させていただく機会を頂戴したのですが、うん。確かにいい。イケてる気がする。

「これが日本で導入される日が来るといいなぁ。」

と、心底思っているわけです。
でも、僕一人の力では到底何もできないので、草の根運動を開始しようと発想。
つまり、一人でも多くのDrの目に触れれば、もしかしたら偉い権力者の先生のお目にとまり、導入方向に動き出すかもしれない。と発想したわけです。

で、僕のできることと言えば、「学会発表」。

「よし!行くぞ!」

で、今日、その第一弾、「第148回 関東生殖医学会」で発表して来ました。
帰り際、座長をして下さった先生に、
「あれ、いいですね。詳細を教えて下さい。」
とお声をかけていただきました。

こんな感じで、「Essure」が日本に導入され、卵管留水腫の患者さんが「子宮鏡下」に卵管処置できる日が一日でも早く来ることを願って、本当に微力ですが、草の根運動をやって行きたいと思っております。

あ、ちなみに、もちろんこの内容に関して「COI」は一切ありませんので、あしからず。
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ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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