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生薬論(3)

ちょっと時間が出来たので、(3)も移植しておきます。
2013年6月4日に書いております。


2013年6月4日(火)
生薬論(3)

サプリメントの話が出て来たので、少し寄り道のお話。

病み上がりでガリガリにやせ細っている人に
「栄養採らなきゃね!」
と励ますのは自然ですよね。
一方で、メタボでプクプクにお太りの人に
「栄養採らなきゃね!」
といいますか?
言わないですよね。逆に病気になってしまいます。

そういうことなんです。
漢方治療には「補法」と「瀉法」という分類があるそうです。
「補法」は漢字のイメージで何となくわかりますね。補うわけです。足す。
「瀉法」は難しい感じ漢字ですが「しゃほう」と読みます。「瀉」という漢字の意味を調べてもらうとわかるのですが、体の外に出す、ということです。つまり引く。
漢方では、不足している人には「補法」で、多すぎる人には「瀉法」で治療をするわけです。
「不足している」状態を「虚」、「多すぎる」状態を「実」と表現するようです。まとめると、「虚証は補法で、実証は瀉法で」治療するわけです。
実証に補法は(原則)行わないわけです。
例えば「補中益気湯」。どんな人に使えばいいかイメージ何となく付きますよね。「竜胆瀉肝湯」なんてどうですか。名前からして「出しちゃいたい!」って感じが漂ってきます。

この考えで行くと、サプリメントは「補法」ですね。Supplement(補う)わけですから。
「虚」に対するサプリメントはOKですよね。
「実」に対するサプリメントは行わないわけです。
メタボでプクプクの人に「栄養採らなきゃ!」とはならないわけです。

お使いのサプリメント、きちんと「虚証に補法」になっていますか?「実証に補法」になっていませんか?
再点検してみてください。

僕の体重もちゃんと「瀉法」で対応します!

話が少しそれました。次回、また話を戻して、植物エストロゲンに戻ります。

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ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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