Entries

生薬論(6)

最終回です。2013/6/7に書いたものです。

2013年6月7日(金)
生薬論(6)

ということで、
「クロミフェンの内膜/頸管粘液毒性を植物エストロゲンで中和して、クロミフェンの排卵誘発効果のみをうまく使おう」
という発想と解釈してよさそうですね。

なるほどなるほど、うまいこと考えるではないですか。
なかなか面白い発想です。

で、出て来た「ブラックコホシュ」、そんなわけで、エストロゲン様物質があるともないとも言われており、本当に「植物エストロゲン」が含まれているのかどうかはよくわかっていないようです。
まあ、そもそも、この辺の研究はめちゃめちゃ難しいんでしょう。
植物そのもののエキスを培養細胞の培地(培養液)に混ぜて議論したって、「生体内での代謝」がまったく考慮されていないわけですから。
生体内で代謝された結果、生物学的活性が出てくる物質なんていっぱいありますしね。
(生物学系やっている人は、これを「in vitro」と「in vivo」の違いと表現します。)

この「ブラックコホシュ」、サプリメントとして手に入るようですが、厚生労働省が注意喚起を出しています。えっと、こちら。

http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/diet/060803-1.html

うーん。使いづらいなぁ。
そういえば、漢方系も「植物エストロゲン活性がある/ない」よくやってるなぁ・・・・。
どれどれ・・・・。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20824862

ん?!、これもPCOに対する
「クロミフェン単独 v.s. クロミフェン+漢方」
について書いてあるぞ・・・・。
「クロミフェン+漢方」の方がいいのか・・・。
どこかの話と似ているなぁ・・・・。
待てよ?ということは・・・・・。

はいっ!ここから先は有料です!
(・・・嘘です(笑)、この先はまだ僕のアイデアの域を出ていないので、もう少しお勉強してからのお話です。気長にお待ちください。)

以上の記述、効果の有無は知りません。全く責任持ちません。信じる信じないは自己責任ですよ!自己責任!

豆知識:ちなみに有名な「ざくろ」も今のところ「エストロゲン活性」は証明されていないそうです。

そんな感じで、「生薬論」一旦おしまい。
また何か面白そうなネタ出てきたら書きますね。

あ、最後に大事なこと。
そんなわけで生薬、多分全然体に優しくないです。
「何となくよさそうだから」とか「体質改善」とか、そんな甘っちょろいイメージレベルでとらえるものではないような気がしてます。
ちゃんと「証」を診られる人から、そもそも本当に必要なのか?を判断してもらってから始めるべきではないでしょうか?
「サプリメント」はもっと注意すべきだと思います。

ではでは。
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://dokumotti.blog.fc2.com/tb.php/242-0f2dadab

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

カウンター