Entries

酸化ストレスと抗酸化物質(2)

さて今日は、また耳の痛い(笑)話、「生活習慣」の話です。

【生活習慣とROS】
そんな訳で、僕らが何らかの活動をするには、エネルギーが必要で、そのエネルギー源であるATPを産生する上で、一定量の「活性酸素」が発生してしまうわけです。

ということは、「エネルギーを必要とすればするほど活性酸素が発生する」わけですね。
と言われると、「激しい運動」というイメージが湧いてきますよね。
確かに一応正解なのですが、当然健康維持にある程度の運動が必要なのは常識だと思います。

「他にエネルギーを大量消費するシーン???」

あるじゃないですか。肝臓です。
肝臓は、消化管を通して体内に入ってきたものを代謝する臓器です。
体に入ってきた有害物質を解毒排出する役割も担っていますね。

理解しやすいのは「お酒」ですね。
飲んだ本人が気分良く酔っている傍で、肝臓はフル回転で解毒するわけです。
当然大量のエネルギー(ATP)を消費します
・・・ということは・・・・、そうですね。ROS出まくりですね。
このROSを無毒化するのに、大量の抗酸化物質(antioxidants)が必要なわけです。

肝臓が解毒するのは、何もお酒に限ったわけではないですね。
食品添加物、残留農薬、薬剤などなど、消化管経由で来たものは片っ端から代謝します。

そう考えるとお酒を飲まなくても、「加工食品を口にする生活習慣 v.s. なるべく自分で原料から作る生活習慣」、ね?差が出るのは理解に難しくないと思います。

肝臓は何も解毒だけを行っているわけではありません。
食べた栄養成分の消費/貯蔵を司ってもおります。
メタボの方の内臓脂肪をセッセセッセと作ってくれたのも何を隠そう「肝臓」。
あれだけの内臓脂肪を作り出すためにどれ位ATPを必要としたか、想像に難しくないですね。

我々の体の中に外界の物が入ってくる経緯は、何も消化管経由だけではないわけです。
「吸って」ますわな。
そう、「」経由も問題です。
タバコは僕が言うまでもなく、あの煙そのものにROSが大量に含まれているのは有名ですね。
で、タバコの煙に含まれるROSを無毒化するのに、タバコの1本当たり約25mgのビタミンCが「身代わり」に壊されてくれているそうです。
献身的ですねぇ(涙)。偉いぞビタミンC!。

他にも排気ガス、大気汚染などROSだらけです。

この辺も生活習慣に左右されますね。
「私、タバコ吸わないし。」
甘い甘い。
今時、喫煙可能な職場というのは流石になかなか無いでしょうが、例えば外食時、東京でも完全禁煙の店を探すのって、結構大変ですよ。
下手すると、蕎麦屋、寿司屋でも「喫煙可」ですからね。
日常的に「完全禁煙」の店を選ぶ習慣がありますか?
住む場所もそうですわな。
幹線道路に接していたり、農薬バリバリにまいている生産農家の畑の隣に住んでいたら、ROS天国ですわな。

あとは、「皮膚」からの吸収。紫外線は有名ですね。屋外での仕事が多いとか。

こう考えると、ROSの総発生量/取り込み量って、ものすごく個人個人の生活習慣・意識に左右されている訳ですね。

ご主人さんの今日のお昼御飯なんですか?
コンビニ弁当?
本当は「睾丸」が「精子」のために使いたかった「antioxidants」が、肝臓様に奪われてしまっておるのやも知れませんぞ。
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://dokumotti.blog.fc2.com/tb.php/244-e1a04143

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

カウンター