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酸化ストレスと抗酸化物質(5)

【ネットワーク系抗酸化物質】
抗酸化物質(antioxidants)は、ROSにより己が酸化されることによって、抗酸化作用を有するわけですが、己が酸化されたらおしまいか?というと、そうではないんですね。
例えば、ビタミンEが酸化されたとすると、コエンザイムQ10は酸化されたビタミンEを元に戻すことが出来るのです。

同様に、ビタミンEとビタミンCはお互いを再生し合うことが出来るそうです。
ビタミンCとグルタチオンも同様にお互いを再生し合うことが出来るそうです。
αリポ酸は他の全ての抗酸化物質を元に戻す能力を有しているそうです。

要するに、ある特定の抗酸化物質が酸化されて、その特定の成分ばかりがガンガン減っていってしまうと問題になるので、他の抗酸化物質が肩代わりして、その抗酸化物質を元に戻してあげる、というシステムになっているわけです。

これを、ネットワーク系抗酸化物質とか、抗酸化ネットワークと呼んでいて、ビタミンC、ビタミンE、グルタチオン、コエンザイムQ10、αリポ酸が含まれています。

この内、ビタミンCとビタミンEは体内で合成できないので、食物から摂取しなければならないわけです。
グルタチオン、コエンザイムQ10、αリポ酸は、体内で生合成が可能です。

【抗酸化物質の摂取】
ビタミンCというと、「果物・野菜」(←水溶性ビタミン)
ビタミンEというと「植物油、種実類(ナッツ類)」(他に魚卵など)(←脂溶性ビタミンなので、「油」に溶けている)
という印象があると思います。
そうなんですね。ほかにも、有名どころでリコピン、カテキンなどのポリフェノール、はたまた、最近売り出し中のピクノジェノールなどなど、「植物」に多いのですね。

植物は「光合成」をします。
つまり、直射日光ガンガンに浴びることこそ、己の繁殖のために必要な行為なわけですが、それ即ち、紫外線による酸化ストレスを自ら受けに行っているようなものなわけです。
そう、植物はこの酸化ストレスから己の身を守るべく、抗酸化物質を豊富に蓄積し、武装しているわけですね。

よって、日常、こうした植物を「気にもかけずに」「自然に」「当然のように」摂食する習慣があるかどうかで差が出てきてしまうのも納得がいくと思います。

うるさい話かも知れませんが、緑黄色野菜、豆類、イモ類、ナッツ類、フルーツ類、海藻類などなど。
如何でしょうか?再点検してみてください。
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ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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