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次はPCOです!(5)

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【挙児希望がある場合の治療】:(5)LOD
(管理人注:LOD=Laparoscopic Ovarian Drillingで、腹腔鏡で卵巣に「穴」をあける、という手術療法です。)
  • 現在、LODは、クロミフェン抵抗性PCOに対する、ゴナドトロピン療法と対をなす治療の選択肢という位置づけである。
  • LODは、多胎妊娠のリスクがより少ない点で、適応を十分に考慮すれば、有効な手段である。
  • LOD後妊娠は、術後半年以内に60%程度の高妊娠成功率が見込まれ、妊娠率のピークは術後6~9か月後に見られる。
  • LODでなぜ排卵が回復するのかの正確な機序はわかっていない。卵巣間質血流の改善や、アンドロゲンを含んだ卵胞液がなくなることなどが挙げられている。
  • フリーテストステロンは術前の40-50%程度に減少し、LHも低下する。
  • LOD時、いくつの「穴」をあけるのかは、術前の超音波での卵巣の大きさにより決定する。
  • 中等度に腫大した卵巣なら10~12個で、もっと大きければ、さらに数が増える。
  • 治療後は、自然排卵を認めたり、クロミフェンに対する感受性が改善する。
  • このようにLODの利点は大きいが、適応には慎重であるべきである。
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Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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