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【夏期講習】不育症(2)

続きです。
テキストの6ページになります。

「生化学的妊娠」について記載されています。

過去には「化学妊娠」「化学流産」などの用語が用いられていたものの、現在の正式用語は「生化学的妊娠」である、と記載されています。
また、この状態は「流産回数には含めない」とも記載されていますね。

一番最後の所に、この「生化学的妊娠」に対して、現在の所どのように考え、扱うべきか?が記載されていますね。
繰り返す「生化学的妊娠」に対しては、「現在の所国内外に明確な治療方針はない」とのことです。
つまり、「不育症」(←テキストには「不症」と書かれていますが、多分「不症」が正しい?)に含めるのかどうか?の「結論が出ていない」というわけです。
逆にいうと、「完全に無視してよい」というエビデンスもない、というわけですね。

で、その下に「頻度」が説明されています。
流産率についてですね。
40代の流産率は50%にも及ぶとも記載されています。

35~79歳の女性のインタビューでの流産経験は、1回以上が38%、2回以上が4.2%、3回以上が0.9%とのことです。
直近の妊娠年齢の高齢化により流産率は増加するわけで、この数字が上振れする可能性があろう、とも書かれています。

つまり、「不育症」、全然珍しい病態ではない、ということですね。
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コメント

[C68] Re: 不育症についての記事は非常に参考になります。

MNさん。コメントありがとうございます。
不妊症患者さんと不育症患者さんとで決定的な違いは、「妊娠反応が陽性に出た」ということに対する精神的反応がありますね。
不育症の方の妊娠反応陽性後の日々の精神的ストレスは計り知れないレベルです。
現在使用しているテキストのp24の下の方に、不育症の方への妊娠中の配慮について記載されたページがありますので、ご参考までに。
  • 2014-08-01 09:08
  • どくさま
  • URL
  • 編集

[C67] 不育症についての記事は非常に参考になります。

以前メールで不育症についてご相談させて頂きました。夫婦の染色体には異常なく、この度AIHで再度妊娠し、6週に入りました。ただ今回も胎嚢はかなり小さくまだまだ喜ぶことはできませんが。。お腹の子の成長を祈りつつ、頑張ります。
暑さも厳しくなって参りましたので、先生もどうぞご自愛ください。
  • 2014-08-01 00:56
  • MN
  • URL
  • 編集

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ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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