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【夏期講習】不育症(12)

【ヘパリン療法の副作用:HIT】

仮にヘパリン療法を行うことになったとして、通常1日2回注射をするのですが、じゃあ、注射だけしていればいいのか?というとそうではないわけです。

ヘパリン療法を行う前に「HIT」という副作用について説明があると思います。
HIT=heparin-induced thrombocytopenia(ヘパリン起因性血小板減少症)と言って、稀なのですが、発症すると場合によては命にかかわる可能性のある副作用です。

典型的には「血小板減少+血栓症」となります。
「抗凝固療法」として用いるヘパリンで「血栓症」が引き起こされてしまうわけです。

発症には免疫反応がかかわっており(興味のある方はググってください。ヘパリン-PF4複合体抗体により引き起こされる病態です。)、初回投与なら5日目位から、過去100日以内に使用したことがある場合は24時間以内に発症することが多いとされています。

このため、ヘパリン投与後は何度も「血小板数」を測定して、血小板数が低下してこないかをモニターする必要があります。

これが、テキストの21ページの真ん中やや下の所に書いてある内容です。

ヘパリン投与時にはヘパリン起因性血小板減少症(HIT)が、まれに起こることがあるので、投与開始2週間以内に複数回、血小板数を確認する必要があります。

ちなみに厚生労働省が出しているマニュアルに、患者さん向けに記載された内容があるのでご紹介しておきたいと思います。の5ページ目からになります。
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ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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