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「生殖医療の必修知識」メモ(3)

【バックグラウンド】
日本生殖医学会編「生殖医療の必修知識」が2014年10月に刊行されたので、これを読んでいます。
これを勉強した内容の、管理人の個人的なノート。〆(・ω・ )メモメモ。

抗精子抗体(p125~)

<検査過程>
精子不動化試験(sperm immobilization test; SIT)でスクリーニング
(精子不動化値(sperm immobilization value; SIV)>2だと陽性

定量的精子不動化抗体値(sperm immobilization unit; SI50)を求め治療方針を決定

<SIT>
患者血清を非動化

標準モルモット補体活性あり(T)となし(C)で1、2、3時間後の運動率を見る。

SIV=C/Tで算出する

<SI50>
SITで陽性なら、患者血清の希釈系列を作成

Cと比較し、運動率が50%回復する希釈倍率をSI50とする。

<治療方針の決定法>
抗精子抗体陽性の場合、SI50値は増悪・緩解に似た変動をするので、1か月毎に3回以上計測し、以下のごとく分類する。

高抗体価群(SI50値が常に10以上)
⇒即IVFの適応
中抗体価群(SI50値が10前後を変動)
低抗体価群(SI50値が常に10未満)
⇒まずAIH(反復AIH*なら尚よし)→ダメならIVF

*「反復AIH」=double AIHを3時間の間隔で行う
(Fertil Steril 1990; 1107-)


ということで、抗精子抗体のページでした。
このページはおそらく、抗精子抗体の専門家、現兵庫医大の柴原教授がお書きになられたと思うのですが、管理人は以前、柴原先生に外来の診方のご指導を受けていた時期があります。
よく抗精子抗体陽性の方の治療法をご指導いただきました。
抗精子抗体が陽性の場合、毎月毎月抗体価(SI50)を採血するように、と指導を受けました。
で、毎月採血していると、確かに抗体価(SI50)が変化します。
で、同時進行でAIHをするわけです。
抗精子抗体の結果が返ってくるのには時間がかかりますから、AIHの結果、妊娠成立してからその周期の抗体価(SI50)がわかる、といった感じだったのですが、確かにSI50値が↓している時に妊娠成立することが多い感があります。

そういえば、HP「妊活外来へようこそ」で、今まで抗精子抗体をほとんど取り上げてませんでしたね。
近未来まとめたいと思います。
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ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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