Entries

「生殖医療の必修知識」メモ(6)

【バックグラウンド】
日本生殖医学会編「生殖医療の必修知識」が2014年10月に刊行されたので、これを読んでいます。
これを勉強した内容の、管理人の個人的なノート。〆(・ω・ )メモメモ。

ゴナドトロピン療法(p163-)

<FSH製剤>
LH含有量がFSHの0.0053以下のもの

<CC抵抗性の中枢性卵胞発育障害or PCOは、slow cookの初期投与量で何日粘るか?>
7日間投与で卵胞発育が求められなくとも、次の7日間で2/3のcaseで卵胞が発育してくるので、答えは14日間

PCO 717人、1391cycleのデーターでは、slow cookの単一卵胞発育率は69%
(Hum Reprod Update 1999; 493-)

カウフマン療法(p168-)

<歴史>
1933年Carl Kaufmann(ドイツ)
卵巣を摘出した女性にEとPを順番に投与したら月経が発来したと報告
(Klin Wochenschr 1933; 217-)

高プロラクチン血症(p171-)

<PRLomaに対する薬物療法>
一定期間の治療後に休薬しても、
・micro PRLomaの25.8%
・macro PRLomaの15.9%
でPRL値は再上昇してこない。

PCO(p178-)

<インスリン抵抗性>
空腹時インスリン > 15μU/mlで疑う
HOMA指数=FBS×インスリン/405(Normal < 1.6 インスリン抵抗性 > 2.5)

・HOMA指数はBSが140以上になると相関性がなくなるので、BS<140で有効
・肥満例では相関性が良いが、非肥満例では相関性が良くない

<メトホルミンの使用>
メトホルミンの使用は、インスリン抵抗性を示さない症例にも有効とする報告もあるが、今の所、ESHRE/ASRMのコンセンサス、日産婦治療指針では、肥満や耐糖能異常、インスリン抵抗性を有する症例に限定して使用する、としている。

POF(183-)

自然発生POFのうち、
何らかの染色体異常を認める確率・・・12%
何らかの自己抗体*を認める確率・・・45%
虫垂炎や耳下腺炎に伴う卵巣炎・・・2.2%

*抗核抗体、抗」DNA抗体、抗セントロメア抗体、抗サイログロブリン抗体、マイクロゾームテスト、抗カルジオリピン抗体

子宮内膜ポリープ(197-)

<chemical curettage>
低用量/中用量ピルを数周期
→有茎性 v.s. 無茎性では、無茎性の方がより消失した
(Gynecol Endocrinol 2011; 351-)

原因不明不妊(204-)

「原因不明不妊」とされていたcaseにlaparoを行うと、4割以上に骨盤内癒着or内膜症が見つかる。

Göçmen et al.(Clin J Obstet Gynecol 2012; 452-)
原因不明600例にlaparo
→骨盤内癒着20%、内膜症15%

Bonneau et al.(Eur J Obstet Gynecol Reprod Biol 2012; 57-)
原因不明114例にlaparo
→骨盤内癒着48%、内膜症75%


この辺は特段目新しい所あまりないですかね?
Em polypのchemical curettageが紹介されていました。
(僕個人的にはわけ有ってあまり用いないのですが、確かに綺麗になることありますよね。)
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://dokumotti.blog.fc2.com/tb.php/359-e5df400f

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

カウンター