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IFFS/JSRM学術集会に参加してきました

本日診察が必要だった方には早朝にいらっしゃっていただいて申し訳ございませんでした。m(_ _)m
診療終了後、横浜で開催されておりますIFFS/JSRM初日に参加してきました。
(今年は生殖医学会がInternational Federation of Fertility Societiesと併催されております)



聞いてきた話の中から、「子宮移植」について!!
日本でも去年秋にニュースにもなったのMats Brännström教授の講演です。
この論文自体はロキタンスキー症候群(正確にはMayer-Rokitansky-Ku"ster-Hauser 症候群。先天性に子宮が無い方です)の36才の方に、61才の方の子宮を移植し、その後、体外受精を行い、妊娠→出産した、という報告です。
その論文のfirst authorの先生が日本にいらっしゃってご講演下さる、というのですから、これは聞きに行かねば!というわけです。

で、この先生は現在までに9例の「子宮移植」を行っているそうです。
で、「移植成功」は7例。
そのうち6例が妊娠成立!!!
3人がお産をして、一人が現在妊娠26週なんですって!!

おおおお!スゲースゲー!
ちなみにドナー(提供者)は母親、親類などで、ドナーの手術(=子宮全摘)が11時間かかるんだそうな。
摘除するのが目的ではなく、生着させるためにやっているので、動脈+静脈を全部露出して採ってくるからその位時間がかかるんだそうな。

で、この9人中8人は前出のロキタンスキー症候群で、1人は子宮頸がんで子宮全摘術後なんですって。

妊娠を希望しているにも関わらず子宮全摘せざるを得なくなってしまった方がいらっしゃるわけです。
今現在は絶対不妊なわけですが、もしかしたら、そう遠くない未来に、標準的な治療法になる日が来るのかもしれませんねぇ。
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ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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