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確認(2):原因不明不妊でクロミフェン使用時の注意!

最近僕はもうほとんど処方することがなくなった「クロミフェン」。
使いこなすのが非常に難しい、難易度の高いお薬です。

まずもって「クロミフェン」は「無排卵」の場合に適応があります。
自然排卵しているケースに使用するのは、適応外使用(off-label)です。
よく、原因不明不妊に対して、発育卵胞数を増やす目的で用いられるのですが、これ、off-labelです。
で、この『原因不明不妊に対して、発育卵胞数を増やす目的で使用』する場合、注意点があります。
のPDFの5ページ目(345ページ)の左側の一番下+右側の一番上にこのように書かれています。

  • Clomiphene citrate treatment combined with intercourse does not increase cycle fecundity in couples with unexplained infertility compared with expectant management.
  • Clomiphene citrate treatment in combination with IUI seems to increase cycle fecundity in couples with unexplained infertility compared with expectant management.

つまり、原因不明の(排卵している)人にクロミフェンを使った場合、タイミングでは妊娠率は上がらないのです。
人工授精をして、やっと妊娠率が上昇する「ようだ」なのです。
人工授精を併用しても「seem to」なのです。

だから、「とりあえずクロミフェン」には注意がいるのです。
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ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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