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汝、そのAMH測るなかれ(6)

<Background>の続きです。

ということで、「何がAMHを分泌しているのか?を解説してまいりました。
皆さんの卵巣には生まれてからずっと「卵子」が冬眠状態で待っていて、その卵子の総数を卵巣予備能と呼びましょう、というわけです。
でも、
「今日の時点で私の卵巣には何個の卵子が残っているの?」
というのは、どうやってもわからない。
そんな現実の中、苦肉の策として、別の何らかの方法でその数を推測しよう、というわけです。

その苦肉の策の一つがAMHなわけです。
で、そんなわけで、AMHは、「冬眠している」方の卵子ではなく、「目覚めた方」の卵胞の、しかも卵子ではなく、卵子の「取り巻きの」細胞(顆粒膜細胞といいます)が、成長過程で一時期だけ出してくるホルモンなわけです。
その血液中に分泌された成分の総和を採血して調べているわけですね。



図で赤の矢印のステージに入る卵胞の顆粒膜細胞が分泌しているホルモンなわけです。

蜂の巣には全部で何匹の蜂がいるのかな?
わからないから、巣から出てくる蜂の羽音の強さで推定しよう!


ぐらいの感じですかね?
間接的も間接的なわけです。

では、このAMHというホルモンはどの程度真の「卵巣予備能」を示すのでしょうか?

【続く】
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ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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