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クアトロテスト(4)

そんなわけで、超音波でのNTのように
「それ自体が胎児異常を直接示すわけではないが、その所見が得られた場合、ある種の胎児異常が存在する確率が高まる」
とされている所見があるわけです。
で、そうしたものが血液検査でも存在することが知られています。
その代表例が「クアトロテスト」というやつです。
日本では「ラボコープジャパン」という会社が検査受託しています。

この検査の原理は、胎児が検査対象疾患(具体的にはダウン症、18トリソミー、開放性神経管奇形)であった場合に変動する可能性のある血液検査データーを測定しよう、というものです。
具体的にはAFP(α-フェトプロテイン)、uE3(非抱合型エストリオール)、hCG、インヒビンAという4つのマーカーを計測します。
これらの血液検査値は妊娠週数によっても変化しますが、これらの検査対象疾患でも増減することが知られているからです。
で、この4つのマーカーに、年齢、妊娠週数、人種、体重、家族歴、インスリン依存性糖尿病の有無などを加味して、胎児が検査対象疾患にある確率を計算するものです。

具体的には、
「(前略)ダウン症である確率は、約1/2500です。」
とか
「約1/25です。」
みたいな感じで返ってきます。
具体的にはこんな感じ

まさに超音波でのNTに意味合いが似ていて、AFP、uE3、hCG、インヒビンAという4つの血液検査値は決して胎児異常を直接示しているわけではないわけです、が、これらの数値が変動していると検査対象疾患が存在する確率が変動する、というわけですね。

【続く】
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ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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