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ウトロゲスタンが使用できるようになりました!

ART周期では、基本的に黄体補充が行われるわけです。
僕がARTの修行を受けていたころは、このプロゲステロンの補充を筋肉注射で行っていました。
毎日毎日筋肉注射。
だから、高刺激の患者さんは大変!
排卵誘発も毎日注射。
採卵終わってからも、黄体補充で毎日注射!

プロゲステロンの投与経路として注射以外に「腟錠」というのも有ったのですが、当時は認可製造されているものは無く、「手作り」か「(個人)輸入」という状態でした。
「一体誰が品質保証するんだ?」
「万一副作用が起こったときの救済制度はどうなってるんだ?」
などなど「オイ!オイ!オイ!オイ!」状態のことだらけ。

そんな折、待ちに待った国内承認のプロゲステロン腟座薬第一弾が2014年秋に発売された「ルティナス」でした。
本ブログでも何度か取り上げたことがあります。で、当院でもルティナスをずっと使っておりました。

で、そうなんですね。ルティナスは、国内認可されたプロゲステロン腟座薬として「独占」だったのですね。
すると、市場原理として当然、銀座値段になるわけです。

で、その「独占」の牙城が崩壊する時がいよいよ来ました。
国内認可されたプロゲステロン腟座薬第二弾が、2月18日(木)いよいよ販売開始となりました!
その名も「ウトロゲスタン」です。



実は、このウトロゲスタンはこの世界では非常に有名で、前述した「(個人)輸入」されていた時代の「輸入されていた薬剤」の代表例がこの腟錠です。
日本はともかく、そんなわけで世界的にも使用経験が非常に豊富で、実績のある薬剤です。
利点・欠点があるのは事実ですが、そんなわけで、国内承認されたプロゲステロン腟座薬に、選択肢ができたことは非常に大きく、そして何より、価格競争が始まるわけで、この点も大きいと思います。

当院でも早速採用します。
適応があると思われる方には早速ご提示いたしますので、ビックリしないでくださいね。
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ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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