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卵質改善に向けての試み~「メラトニン」について(1)

本日より数回に分けてご紹介する「メラトニン」は、アメリカでは「サプリメント(=食品)」扱いのようですが、日本では「医薬品」扱いとなっており、サプリメント(=食品)としては認可されておりません。
仮に摂取される方がいらっしゃったとしても、当たり前ですが自己責任でお願いします。



体外受精に臨まれている方で、時折
「なんでこんなに胚質が悪いんだろ・・・・」
といった感じの状態の方がいらっしゃいます。
年齢因子をお持ちの方はもちろんある程度は生理現象なのでしょうが、そうではなく、非常にお若い方で、
「え?なんで?」
というレベルで受精卵の状況が悪いのですね。

で、精子の方を疑ってかかっても、あまり怪しくない。
ご主人さんは非常に健康的な体形で、タバコも吸わず、精策静脈瘤もなく、ホルモン状況も申し分ない。
精液検査所見も特に問題がなさそうに見える。

策を練らずにそのまま2度3度と同じことを繰り返すほどの愚は無いわけで。
「さて、どうしようか」
と悩むわけです。

「卵子の質を改善させる」
という意味でいろんなことが試されているわけですが、なかなか決め手がない。
おそらく今、エビデンスとしてある程度確立しているのは、内膜症のGnRHアナログ位なものでしょう。
(参照:Long-term pituitary down-regulation before in vitro fertilization (IVF) for women with endometriosis.

抗酸化療法も色々試されているようですが、とうやらあまりぱっとしたものはないようで・・・(参照:Antioxidants for female subfertility.

そんな中、「メラトニン使ってみた」という論文を時折目にすることがあります。
今回は、この「メラトニン」と「体外受精の成績」に関する最近の論文をreviewしてみたいと思います。

【続く】
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コメント

[C269] Re: No title

コメントありがとうございます。
「メラトニンを十分に分泌させられないような生活リズム」では、生体が自ら妊娠を遠ざけているのかも知れません。
夜、携帯など見ながらではなく「真っ暗」にして、早めに寝る、など、自前のメラトニンをバンバン分泌させる生活を意識するのがきっといいのでしょうね。
  • 2016-10-04 22:18
  • ドクターI
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[C268] No title

はじめまして。
いつも興味深くブログを拝見しております。

待ってました!
メラトニン気になっていたんです。
私も胚質が悪いので・・・。
続きを楽しみにしております。
  • 2016-10-04 13:02
  • おもち
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ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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