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着床の面から不妊治療を再考察してみる(6)

【目次】


【原因不明習慣流産患者にPGSで染色体正常胚を戻してみた】

そんなわけで、(原因不明の)習慣流産の一因として、
「子宮内膜が本来は受け入れてはいけない染色体異常胚を受け入れてしまう」
状態があるようだ、というわけです。

で、こんな論文があります。
題名からして
「原因不明習慣流産の原因のほとんどは染色体異常胚である」
との鼻息の粗さです。

この論文では何をやったか、というと、
「原因不明習慣流産患者にPGSで染色体正常胚を戻してみた」
というわけです。
すると、いままで習慣流産だった患者さんがあら不思議、染色体正常胚を戻すと、その流産率は6.9%まで下がりました(ちなみにPGSしなければ、推定流産率は33.5%とのこと)。

ということは・・・・。
「原因不明習慣流産患者の流産理由の多くは胚の染色体異常である」
「染色体正常胚さえ着床すれば、流産率は下がる。」

というわけです。

・・・・バファリン使っても、ヘパリン使っても、ステロイド使っても、そりゃ、流産止まんない筈だわ。

「なんだかよくわからないけどバファリン」
よりも、流産した場合、逐一染色体調べておく方がよっぽど有効っぽいね。

注:あくまでも個人の感想(エビデンスレベル6)です!

【続く】
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プロフィール

ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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