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「パラケルスス」と「芸文志」と

問題:次の物質のうち、毒性があるものはどれか?
1.水
2.酸素
3.ブドウ糖
4.テトロドトキシン(いわゆる「ふぐ毒」)
5.コレカルシフェロール(ビタミンD)

「毒性学」という学問があり、この手の問題はその分野では有名です。
解答のカギは「パラケルスス」というルネサンス期のお医者さんの超有名な言葉です。

「物質にはすべて毒性がある。毒性のないものはない。量のみが毒か薬かを区別する。」

要するに、どんな物質でも過剰になれば必ず毒性を示すという意味で、医学部では必ず叩き込まれる考え方です。
1.の水は「水中毒」 2.の酸素は「活性酸素」3.のブドウ糖は「高血糖・糖尿病」 5.のビタミンDは「ビタミンD過剰症」まで考えるわけです。
つまり、正解は「1~5の全て」となるわけです。

中国の正史である『漢書』の「芸文志」というのに、耳の痛い言葉があります。

「病ありて治せざれば、常に中医を得」

つまり、病気になっても医者にかからなければ(自然治癒力によって治るのを待てば)、大体中ぐらいのレベルの医者にかかったのと同じぐらいの効果がある、という意味です。
・・・痛い痛い。耳が痛い。
「お休み周期に、自然妊娠しました!」
「・・・おめでとうございます。」
・・・痛い痛い。3番目位の胃が痛い。

何でも処方、何でも高刺激、何でも体外受精ではやはりダメだダメだ。
上医たるもの、やはり「過ぎたるは及ばざるが如し」で行くべきである。
いやいや、恐れ多い。でも、少なくとも「中医の上」位ではありたい。
いや、「中医の中」でもいいや。

「パラケルスス」先生の教えを常に心に刻んでいたいと考える「どくさま」であった。

(でも、パラケルスス先生は、超有名な錬金術師でもあったんですけどね・・・・(笑)。そっちは反面教師でいいや。)
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ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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