【続き】ということで、この論文では14個中(最低)10個(71.4%)の胚がモザイクだったわけですが、どうやら実際にそうなっているようで、一般的に大体70%前後の胚がモザイクだと考えられているようです(Hum ReprodUpdate 2011;17:620 –627)。
ところで、この論文の言いたいことはさらに続きます。
- でも、今回分析した胚と、実際に患者さんに胚移植して分娩に至った胚は同じ時期に採ったものだし、グレードも戻した胚と残した胚に差はない。
- 戻した胚は15個中9人が赤ちゃんになっている。
- ということは、今回残した胚も8個位は赤ちゃんになる筈じゃね?
とのことです。
つまり、

はいいにして

この辺も赤ちゃんになってくれないとツジツマが合わない!というわけです。
このような染色体が正常の割球と染色体異常の割球が入り乱れた胚が本当に赤ちゃんになるのでしょうか?(・・・・答えを先に言っちゃうと、どうやら「なる(可能性がある)」と考えられているようなので驚きです。)
【続く】
スポンサーサイト
コメントの投稿