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Reproductive Healthの管理も自己責任の時代になりつつあるわけで(4)

続き

【Impacts of diet and exercise:Eating disorders and being underweight(摂食障害とやせ)】
  • 痩せている男性も、不妊のリスクである。
  • BMIが正常の群に比べ、痩せの群では精子濃度が低い傾向がある。
  • 女性では、痩せで極端に体脂肪が少ないと卵巣機能不全で不妊になる。
  • BMIが17以下では排卵障害の率が増す。
  • また、痩せの女性は(妊娠しても)早産ぼリスクが高い。
  • Freizingerらは、AIHを希望する不妊女性の20.7%が摂食障害を有する、と診断されると報告しており、過去に摂食障害があった女性は不妊のハイリスクなのかもしれない。

ということで、痩せもダメですね。
痩せのやっかいな点は、ここにも出てきたとおり、
「昔、痩せだったけど、今、標準体重に戻った」
でも、月経不順(排卵障害)が残ることがある点です。

僕もよく拝見するのですが、今は普通の体型をしていて非常に健康的に見えるのに、結構頑固な卵胞発育障害があるパターンです。
よくよく話を伺ってみると、若気の至りで、過去にとんでもないBMIまで下げたことがある。
でも、今は悔い改めて、標準体重に戻した、というパターン。

このパターン、検査所見上はPCOそっくりに見えます。
えっと、以前も紹介したことのあるこちら。の4ページ目(N-474ページ)の真ん中~やや下あたり。

体重が元の体重または標準体重の90%まで回復すると月経が再開することが多いが、体重回復後も約30%の症例に無排卵が続く。

まさにこのパターンです。

成人なら「自己管理能力の問題」でいいのかもしれませんが、よくよく話を聞くと、高校生とか大学生のころの「痩せ」が後を引いているパターンも多いです。
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ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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