Entries

「受精卵凍結」に思う

先日、非常に興味深いニュースを目にしました。
奥様が26歳(胚移植した時25歳)のご夫婦が、受精卵提供プログラムで、「25年前に凍結保存された胚」の胚移植を受け、無事女の子を出産した、というニュースでした。

「25年間もの凍結保存が可能ということが示された」というのもあるのですが、ニュースで扱っている通り、生んだ「母親」と生まれた「赤ちゃん」は、世が世なら「同級生」だったはずなわけで。
それが何でか「親子」になってしまったわけで。

まあ、25年間というのは流石に凄いですが、当院も開院して、2年10か月、もうすぐ3年になろうかとしています。
ART始めてからは2年8か月位。
直近、当院ART開始直後にご妊娠→ご卒業→ご出産なさった方々が、授かったお子様と同時期に採卵した凍結胚でお2人目のご妊娠成立となられるシーンを目にするようになってきました。
今日現在で、(多分)お二方いらっしゃいます。
たまたま過去に記事にさせていただいていた方々です。この方と、この方ですね。

開院以来、それだけの時間が経過した、ということでもありますが、仮にETする胚の順番を逆にしていたら、生まれ来る兄弟姉妹は逆になっていたわけで。
兄・妹か?姉・弟か?
一つの新たなる「家庭」が作られていくステップに関わらせていただけたこと、嬉しくもあり、また、怖くもあり・・・・(笑)

胚移植のシーンで「どの胚を戻すか」について、よく意見(判断)を求められるのですが、最終判断は患者さんご自身で選んでいただくようにしています。

「写真ジッと見て『ママ』って声が聞こえた胚を戻しましょう!」

なんて言ってるわけですが、ま、そんなわけでもあります。
直近記載している通り、グレードなんかあんまりあてにならないわけで、どれが当りか?は、結局「赤ちゃんになった胚が当り」でしかないわけで。
「こっちの方がグレードいいですよ!」
なんて無責任なわけで。

嗚呼、年末ですね。
今年も残りわずかですが、さ、気合い入れて行きましょう!
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

カウンター