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無精子症と言われたら・・・(1)

そんなわけで僕は一般産婦人科医として普通に臨床経験をし、その後、不妊治療の世界に足を踏み入れました。一般産婦人科医として研修していたころは何らかの形で「無精子症」のご夫婦の診療に当たるのは年に1回あるかどうか、といった頻度でした。で、その後、不妊治療(生殖補助医療)のトレーニングに行ったわけですが、まあ、そのトレーニング先が生殖補助医療に加え、男性不妊のメッカでもあったので、ほぼ毎日、どころか、1日...

TESE(精巣内精子回収法)の歴史を復習しておく(3)

そんなわけで、ICSIが報告された翌年(1993年)にはTESE-ICSIが報告され、2年後の1995年には非閉塞性無精子症(NOA)でのTESE-ICSIが報告されているわけです。そんなわけで、非閉塞性無精子症(NOA)であっても、精巣内精子を得ることにより妊娠を目指すことが出来るようになってきたわけですが、この後、「いかに非閉塞性無精子症(NOA)例からの精巣内精子回収率を上昇させるか?」という方向に話が進みます。非閉塞性無精子症...

TESE(精巣内精子回収法)の歴史を復習しておく(2)

今や日常的に行われているICSIですが、最初の発表は1992年です。これは流石にこの世界では知らない人はいない、パレルモ先生のランセットの4例報告です。Pregnancies after intracytoplasmic injection of single spermatozoon into an oocyte.1992年って皆さん何してました?僕は医学部の学生でした。今日これだけ爆発的に行われている手技ですが、その歴史はなんとまだ22年です。ICSIは(理論的には)1匹の精子がいれば授精→妊娠...

TESE(精巣内精子回収法)の歴史を復習しておく(1)

本当に更新が滞ってスイマセン。年末休みに入り、業者のみなさんもお休みに入られたようで、ようやく僕も少し時間が取れるようになりました。(笑)この隙(?)を使って、表題のごとく、TESEの歴史を振り返っておきます。TESEとは、testicular sperm extractionの頭文字をとったもので、日本語では「精巣内精子回収法」と訳されております。精巣(睾丸)の中の精子(精巣内精子)を採取するための手術ですね。今日、射出精液内に...

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プロフィール

ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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