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プロラクチン道、始めます!(9)

さて、今日は、「何がプロラクチンを分泌させるのか?」を確認しておきましょう。・・・といっても、大したことをするわけではなく、「アメリカ生殖医学会」のホームページの内容を確認するだけです。リンクはこちら。Hyperprolactinemia (Prolactin Excess)の3段落目の箇条書きになっている部分です。何が高プロラクチン血症を引き起こすのか?プロラクチンは、下記のような理由で上昇します。ある種の薬物(抗鬱剤、向精神薬、血...

プロラクチン道、始めます!(8)

今日は、2000年と少し古めなのですが、プロラクチン関連の論文です。論文自体はこちらTreatment versus no treatment of transient hyperprolactinemia in patients undergoing intracytoplasmic sperm injection programs.です。内容は?というと、「transient hyperprolactinemia(一過性高プロラクチン血症)」という状態を治療してしまう(プロラクチンを下げてしまう)とどうなるか?という話です。ここで出て来た「transient...

プロラクチン道、始めます!(7)

ということで、ここまでをまとめます。「採血で血中プロラクチン値が高い」のと「プロラクチンのホルモン活性が高い」状態とは、必ずしもリンクしているわけではないわけです。なので、「血中プロラクチン値は高い」けど「高プロラクチン血症の症状が無い」場合、つまり、症状と採血値が乖離している場合、すべきことは疑ってかかることなわけです。この時点でいきなり投薬してしまうのはどうか?と思うわけです。何を疑うか?、ま...

プロラクチン道、始めます!(6)

で、ようやくこの論文の結論にたどり着きます。【無症候性高プロラクチン血症患者の排卵誘発時にプロラクチンは下げるべきか?】以上のことより、無症候性高プロラクチン血症の患者の多くは、マクロプロラクチン量が一定割合を占めていると考えることができるのかも知れない。ただし、マクロプロラクチン血症を全く無害なものとして扱っていいかどうかという問題が残る。例えば、(プロラクチンでのマクロプロラクチンのように)イ...

プロラクチン道、始めます!(5)

サルスベリのピンク色は真夏に映えていいですね(昨日、小金井公園で撮影)。さて、論文抄読の続き【マクロプロラクチン血症の診断】血中プロラクチン濃度の検査結果は、モノマーのプロラクチンとビッグ・ビッグ・プロラクチンを区別できていない可能性がある点に注意して解釈しなければならない。実臨床上はPEG処理法が有効であろう。PEG処理後のプロラクチン回収率が40%以下なら明らかにマクロプロラクチンが多く含まれていると...

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プロフィール

ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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