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男性性機能障害に対する夫婦の心理を考察してみる(4)

そんなわけで、心因性EDに対しては、単にPDE-5阻害剤を投与する、だけではなく、心理学的な介入をすべきである、と考えられています。【心因の確定と精神的補助】どのような精神状況がEDの原因となっているのか?を確定しに行くのですが、ここが一筋縄では行かない所です。先にも書きましたが、男の僕が聞いてもなかなか掴めないことも多いです。で、心因がはっきりすれば、それに対してのサポートを行っていくことになります。こ...

男性性機能障害に対する夫婦の心理を考察してみる(3)

現行の「ED診療ガイドライン2012年版」に、以下のように記載されています。「治療の目的は、満足のいく性的関係を回復することであり、単に固い勃起を得ることではない」EDの分類は器質性(血管性、神経性、解剖性、内分泌性)と心因性とに分類し、両者混在している場合を混合性EDと言います。もちろん、どのパターンでも不妊を訴える方がいらっしゃるのですが、不妊診療の場で比較的多いのは「心因性」だと思います。心因性EDは、...

男性性機能障害に対する夫婦の心理を考察してみる(2)

東邦大の永尾先生の報告によると、次のようなデーターがあるそうです(日本性科学会雑誌30:99-102;2012)。【ED治療薬使用者のパートナー調査】シルデナフィル(管理人注:バイアグラのことです)で治療したED患者の満足度調査の結果は、男性:非常に満足 65%、やや満足 35%女性:非常に満足 15%、やや満足 52.5%、どちらでもない 20%、やや不満 10%、非常に不満 2.5%だったそうです。ご主人さんが満足しているのに比べ、奥様は...

男性性機能障害に対する夫婦の心理を考察してみる(1)

タイミング療法を開始し、性交渉を持ってもらうわけです。で、その結果を(主に奥様から)聞くわけですが、「完遂できない」カップルが結構いらっしゃいます。僕なんかは、(現在の僕自身ではとても不可能なほどの)とんでもない回数(?)の性交渉を指示するので、なおさらなのかもしれません。現在、産婦人科で診療に当たらせていただいている都合上、当然「奥様」からの感想を聞くわけですが、非常に「不満」がくすぶっておりま...

DSM-5の病名の日本語訳が決定しました。

SFD(女性性機能不全)の分類には、「DSM分類」というのが用いられ、去年改訂され、現行はDSM-5分類が用いられることになっている、というのは、過去に何回か触れました。で、この度、DSM-5分類の日本語訳(日本語病名)が決まったようです。えっと、こちら。DSM‒5病名・用語翻訳ガイドラインの、このPDFの444ページですね。Delayed Ejaculation 射精遅延Erectile Disorder 勃起障害Female Orgasmic Disorder 女性オルガズム障...

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ドクターI

Author:ドクターI
武蔵境生息、(自称)不妊屋「ドクターI」、自己流生殖医療を語ります。

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